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2010年03月11日

希望学

2005年、希望学は東京大学社会科学研究所の十人の研究者によって始まった。

法学、政治学、経済学、社会学などの社会科学と呼ばれる学問を総動員し、個人の内面の問題とみなされてきた希望を、社会にかかわる問題として考えてきた。

四年にわたる研究のあいだ、海外の研究者や哲学者や人類学者なども加わり、四十名を超えるユニークな一大プロジェクトとなった。


「希望を社会科学*する」

希望学という新しい社会科学が目指すのは、次の三つの普遍的な問いに対する答えの追求です。
①「社会において個人が形成する希望とはそもそも何なのか」
②「社会が個人の持つ希望にどのような影響を及ぼすか」
③「個人の形成する希望が社会状況をどのように規定するのか」

希望学は三本の柱から成り立つ。
①希望の思想研究。
②データ重視の実証分析。二度の全国調査を実施、希望を持つ人と持たない人の違いを検証。
③岩手県釜石市を対象とした包括的な地域調査。

人はどのようにして希望を持ち、そして失うのか。希望は社会とどのような関わりを持つのか。希望学は、社会のなかでの希望の意味とありかについて、一人ひとりが探求するための科学的プロジェクトです。


東京大学社会科学研究所
希望学プロジェクトチーム



最近、興味を持った学問です。

「唯一正しい答え」

といったものが見つかるとは

到底思えないものに

あえて挑む姿勢が熱いです。

「さぁ、みんなで新しい学問を作りましょー」って感じがイイですね^^




*. 社会科学(しゃかいかがく)は、法や国家、政治、経済などの社会的諸事象を科学的方法(物事を調査し、調査結果を整理し、新たな知見を導き出し、知見の正しさを立証するまでの手続きであり、かつそれがある一定の基準を満たしているもののことである)による観察・分析・考察を基にして、客観的法則性を把握し、各分野ごとの系統的認識を作り上げた学問分野の総称である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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